ご注意
以下の加工は全てフィクションであり実際の加工ではありません。
又、この件についてのご質問は一切お受け致しませんので
ご了承ください。
真似をして加工し、トラブルがございましても一切の責任を負いません。
私のbBはこの世に存在しなくなり、このコンテンツも増えるネタがありません。
今まで謎に包まれていたフェンダーの加工について明かしたいと思います。
多分私の装着ホイールの写真などを見て、どうしたらこんな事が出来るのだろうか?
等々、色々と疑問もある事でしょう。
これからその全てを明かしたいと思います。
但し、この加工内容は全て構造変更を必要としますし、
費用も設備もそれなりに必要とします。
板金やさんでお願いしても簡単には加工してもらえる内容とも思えません。
全ては、私の遊び実行した内容ですので、
その辺を十分に御理解頂いた上でご覧頂きたいと思います。
プロローグ
それはあるホイールを装着したい為の行動であった。
実は私、アルミホイールが大好きです。
今まででも、一台の車を買うと必ず毎年交換するほどでした。
ちなみにbBの場合、純正を含めると4種類交換した事になります。
私にとってbBと言う車は、とってもホビーの素材です。
そんな訳で遊んでしまいました。
社外品一つ目のホイール
ワーク製ネッツアルトメッシュ(現在生産しておりません)15インチ8Jオフセット+35
社外品2つ目のホイール
SSR MARK 1
3ピース 
15インチ 9J
OFFSET -1
リムの幅は112mm
凄く綺麗です。
社外品3つ目のホイール
ワークエクイップ02 
3ピース
15インチ
9J オフセット−13
リムの幅は107mm
このホイールがフェンダー加工を必要とさせました。
試作
オーバーフェンダーの製作
試作(現物合わせ)手作り
型どりから
実はフェンダーの構成部品として軽さを必要としましたので
100円ショップで紙粘土を買い占めしました。
店舗を3軒廻り店に有る全ての紙粘土を買いました。
お子様には羨望のまなざしの大人買いです。
おまけに抗菌剤入りですので雑菌繁殖もなく腐りません。
さて↑の写真をご覧ください。
この距離実に100mm以上
このはみ出ているタイヤとホイールのリムを隠さなければなりません。
現在着けていた物と同じ新品のダムド製のオーバーフェンダーを購入して
情け容赦なく切り取ります。
このオーバーフェンダーでは約30mm以上の役不足です。
フェンダートップの剛性を持たせる為にアルミ製のアングルを購入しました。
もちろん現物のR似合わせて【手曲げ】加工です。
いよいよ型どりに入ります。
現在既に付いているフェンダーの方に紙粘土を盛り
形を決めます。
これは試作案1ですが即ボツ!
角度が気に入らないのと
タイヤの厚みの半分をかぶせてしまい
低車高を見た目から狙う事にしました。
この事で見た目には非常に低重心な雰囲気を手に入れる事に成功しました。
試作3回目にしてOKを出しました。
試行期間は2週間を要しました。
試作3回目の写真
角度はダムドの角度をそのまま延長した感じで
非常になだらかではありますが、その分とってもダイナミックな造形になりました。
へらで切り取り、延ばし、水で滑らかに・・・
ドンドン下方に延長していくと、その延長距離は150mmをこえるものに成長中。
フロント試作2回目
この頃は可愛かったねぇ〜
後に3回目でとっても厳つい感じに変貌したのでした。
この状態ではタイヤに被さらないので後50mm延長。
角度を変えて撮影。
試作2
タイヤはかろうじて隠れる程度です。
なんだか迫力のない状態ですね。
さて、紙粘土のみでは強度が足りない為に車検に通る事は不可能です。
そこで先ず紙粘土乾燥後、ガーゼを貼り付けてから木工ボンドを塗ります。
結構ハードな硬度と剛性が出たので一安心しました。
ひとまず乾燥2週間です。
次にグラスファイバー(FRP)を上から塗って硬化させます。
その上から硬化ボンドを塗り広げます。
剛性が大切です。
乾燥後はほとんど硬化プラスチック状態になります。
リヤのフェンダーもこんな感じです。
車体側の加工
当然の事で、フェンダーだけ大きくしても何の役にもたたないのです。
なぜかと言えば、元々のフェンダーはとても邪魔。
それならばその存在を消すしかない。
そう言う訳で・・・
切断
先ずは切り取る部分をマーキングします。
ベビーサンダーでけがいた部分を切断削除。
下に見えるのはインナーライナー
これも不要なのでカッターで削除。
この写真はリヤフェンダー切断中。
何とも3重構造でした。
此処まではベビーサンダーにカッター刃着けてカット
その後は溶断しました。
一番外は溶断すると取り返しの付かない熱による歪みが出るので
ひたすらサンダーで切断後残りの内側2枚は溶断です。
見えますか?内側の板。結構綺麗に切っているでしょ。
切り取ったフェンダーの残骸たちを記念に撮影。さよなら

この後は切り取った後をペンチで折り曲げた後
板金作業です。ハンマーと当てびしで形を取った後
補強の為に点溶接をして剛性を持たせました。
特にリヤは手強くて、3枚の板を出来るだけ上に折り曲げて
タイヤのストロークをフルバウンドまで稼いだ後
3枚まとめて溶接で止めました。
剛性はOK。後は見た人は理解出来ると思いますが
なかなか綺麗なフェンダーの面を確保していました。
もしかしてプロ?って思った一瞬です。
ちなみにリヤフェンダーがふにゃふにゃなので
内側に発泡ウレタンをぶち込みました。
これはとってもヒットです。
スンゴイ堅さに変身しました。
これまではオーバーフェンダーは両面テープ止めでしたが
その部分が無くなったので仕方なくボルト止めに改造しました。
情け容赦のないドリル攻撃です。
ズボズボあけます。
ボルト止めと緩衝材。何でも探してきます。
実は此処で問題が発生しました。
フロントバンパーカバーを固定する部分も切り取りましたので
固定する部分を作成しなければなりません。
ついでにフロントのインナーカバーも全部削除して
錆びない様にタールピッチペイントを吹き付けました。
これで見た目には全然まともです。
↑の写真は事故車顔ですが、皆さんのもバンパーカバーを外せば
同じ顔ですよ。
(笑い)
実はこの時の走行距離111111キロ走行時です。
今思えばこの後9万キロでご臨終に。
かなしい。
ひとまずこれで完成です。